PEMGRAPH
特長
乳房全体を視野に
検出器は長さ20cm(面積として20×14cm2)の平行平板2枚構成とし、25mm間隔で検出幅を上下に移動できる構造としました。
乳房の大きさに合わせ、最適な検出器間隔が実現でき、検出器間に腋窩部、胸壁部を含め乳房全体を
視野に入れることが可能であるためブラインドエリアがありません。
検査への不安が軽減
PEMGRAPHは、X線マンモグラフィのように強く圧迫することなく、検査着を着用した状態で検査する事も
可能です。そのため乳がん検査に対する不安、心配を大幅に軽減しております。
空間分解能アップ
検出器には、時間分解能が優れたPr:LuAG (Pr:Lu3Al5O12) シンチレータを採用しています。全身用PET装置と
比較して検出器間隔が小さいPEMGRAPHは、時間分解能に優れるシンチレータの使用により性能向上が図れます。
さらに、Pr:LuAGシンチレータの結晶サイズを検出器構成に合わせて最適化することで、
空間分解能:2.0mm以下を実現しました。
コンパクト
本体装置を設置する際の空間サイズ(50×165cm2)は畳面積(91×182cm2)の50%の面積に設置可能な
コンパクトな設計となっております。また、検出器のポジションをモーターレスで実現し、軽量化を図りました。
検出器の上下動、±90度の回転動により、乳房のセッティングが容易に行えます。
時間セーブ
片胸3分~5分、ポジショニングを含め乳がん検査のプロトコル例として約10分で両胸の検査ができ、
画像再構成に要する時間が約1分、その場で画像を確認することが可能です。
仕様
一般的名称 | 核医学診断用ポジトロンCT装置(40644000) |
---|---|
販 売 名 | 乳房用PET PEMGRAPH |
医療機器承認番号 | 22600BZX00513000 |
電気的定格 | 電源電圧 | AC100V 50/60Hz |
---|---|---|
電源入力 | 600VA(最大負荷時) | |
機器の分類 | 保護の形式 | クラスⅠ機器 |
保護の程度 | B形装着部を持つ機器 |
性 能 | 空間分解能 | FWHM 2.0㎜以下 | ||
---|---|---|---|---|
FWTM 3.5㎜以下 | ||||
ピーク計測値 | 真の同時計数率のピーク 50kcps以上 | |||
雑音等価計数率のピーク 30kcps以上 | ||||
感 度 | 5.0cps/kBq | |||
減弱補正の精度 | コントラスト | ターゲットの大きさ | バックグラウンドの4倍 | |
φ 3.7㎜ hot球 | 10%以上 | |||
φ 4.8㎜ hot球 | 25%以上 | |||
φ 6.0㎜ hot球 | 40%以上 | |||
φ 6.0㎜ cold球 | 50%以上 |
固定板による固定 | 固定板による押付最大推力:55N±10% |
---|---|
本体寸法 | 幅502㎜×奥行1635㎜×高さ(最大)1655㎜ |
本体質量 | 350kg |
構成 | 本体 | PEMGRAPH本体 絶縁トランス フットスイッチ(IPX7) |
---|---|---|
コンソール | データ収集用PC 画像再構成用PC オペレート用PC 上記モニタ1台、キーボード、マウス | |
付属品 | 固定板 |
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検出器ユニット構成
上下検出器のそれぞれに4つの検出器ユニットを組み込んでいる。
Pr:LuAGの特性
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検出器の駆動範囲
検出器の回転駆動範囲
検出器の上下駆動範囲
検出器間隔の調整範囲
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撮影ポジジョン
CC position
MLO position
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レイアウト
装置寸法
重量 :350kg |
寸法 :幅502mm × 高さ1655mm × 奥行1635mm |
絶縁トランス |
重量 :16kg |
寸法 :幅220mm×高182mm× |
奥行355mm 公差 |
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PEM撮影例
解像力の臨床評価 【1】
仙台画像検診クリニックによる臨床撮影・評価 |
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放射線測定関連
ガンマスポッターⅡ
ガンマスポッターF
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シンチレータ結晶関連
Ce:GAGG
Pr:LuAG
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